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タイトル

60代共働き夫婦の物語(その2)
〜二つの言葉に出会う〜


 私が、退職後のことを考え始めたのは52歳の時でした。当時、60歳の定年まで勤め上げることに疑問の余地はありませんでした。仕事は順調でしたし、満足できる収入も得ていました。

 ちょうどその頃、二つの言葉と出会いました。「人生8万時間」と「人生8掛け」という言葉です。

 定年退職までの40年間、職場で過ごした時間を集計すると8万時間になります。とてつもない時間を仕事と共に過ごし、定年を迎える訳ですから、「ご苦労様でした」という言葉が身に染みることになります。

 しかし、日本は今世界に冠たる長寿国、人生90歳時代を迎えています。仮に60歳から80歳までの20年間、元気に過ごせたとし、日中自由になる時間を総計すると、やはり8万時間あることが分かったのです。



 人生8万時間 ・人生8掛け

 この第二の8万時間は、何かやり遂げたいことがある人にとっては、貴重な時間、チャンスと考えられます。しかし、何もやりたいことがなかった場合、長〜い時間をどう過ごすか、重荷になってきます。本人の問題で留まりません、妻に深刻な影響を与えます。「亭主元気で留守が良い」の時間が長かった妻からすると、毎日家にいる亭主の昼飯を用意することは大きなストレスとなります。つまり、夫婦の仲に亀裂が入るピンチにもなるのです。

 1950〜55年当時、映画「Always三丁目の夕日」の時代の平均寿命は約64歳でした。55歳が定年退職でしたから、そのまま隠居生活に入ったとしても丁度良い余生を送る時間となります。しかし、今は人生90歳時代、60歳定年後は30年間もあるのです。65歳定年になっても25年もあります。

 現在の60歳は、昭和30年代の48歳に相当する、これが「人生8掛け」の意味するところです。つまり、自分の年齢に8掛けした年齢で物事を捉えようという考えです。60歳を迎えた時、心身ともに昔の48歳並の現役の知力、体力が残っているのです。

 しかし、会社の人事規定で60歳で仕事に区切りをつけなくてはいけません。定年後のライフプランを真剣に考えなくてはならないことに気付いたのです。


〜次回(その3)夫の早期退職という選択




2014.3.10  木下 利信