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タイトル

リンダの物語2


 昨年12月、2007年最後のFPエッセイとして「リンダの物語」を掲載致しました。それから1年、その後のリンダについての報告です。

「ALWAYS三丁目の夕日」の時代

 12月23日、完成50周年の式典でにぎわう東京タワーには、クリスマス直前の休日と重なり、入場を待つ人の長い列が夜遅くまで続いていました。東京タワーは着工からわずか1年半で完成しています。今からは考えられない工事の速さに当時の熱気が伝わってきます。

 昭和30年代は、戦後の貧しさからもがき出ようと、日本全体が生活に必死となっていた時代でした。まさしく映画「ALWAYS三丁目の夕日」の時代です。そして東京タワー建設工事が始まる前の年にリンダの父親となる秋雄が誕生しました。


50周年記念のライトアップに浮かぶ東京タワー

 秋雄の母親となるあき子は、当時18歳、不幸にも秋雄を生んだ翌日に病死したのです。一旦、祖母に引き取られた秋雄は、生後わずか5ヶ月でバラード夫婦の養子となって、米国に渡り、それから52年の歳月が経ちました。

 デイビットと名前が変わった秋雄の子供として生まれたリンダは現在35歳となりました。一昨年、長年消息を絶っていた父親、デイビッド(秋雄)が2002年、既に亡くなっていたことを知ったリンダは、自分のルーツ探しを思い立ちました。親戚の叔母にそのことを相談したことから、我々夫婦がそのお手伝いをすることになったのです。そして、昨年11月、ついにリンダと血のつながる彼女の祖母の姉が存命であることが分かり、そして私がその姉と会い秋雄がバラード夫婦に引き取られた様子が明らかになりました。

 このニュースは、リンダにとって昨年の最高のクリスマスプレゼントとなりました。

リンダとようやく会える

 今年、リンダは彼女の叔母と二人で日本を訪れる予定でした。我々は彼女の来日を楽しみにしていましたが、その計画は叶いませんでした。彼女の仕事の都合で時間が取れなかったのです。

 彼女の来日は先送りとなりましたが、妻が幼馴染の従姉妹からの誘いを受け、米国西海岸への旅行を決めたとき、リンダと会う機会が巡ってきたのです。11月下旬のサンクスギビングデー(感謝祭)の休暇を挟み、妻と従姉妹はそれぞれの知人との再会を果たすためシアトルとロスアンゼルスを訪問したのです。 妻のロスアンゼルス訪問目的は勿論、リンダとの初対面です。

美味しそうに焼きあがった感謝祭の七面鳥






 リンダはテレビコマーシャルの制作スタッフとして働いています。リーマンショックの余波で広告業界は大きな影響を受けました。そして妻が、リンダにロスアンゼルス行きを伝えたとき、彼女は既に仕事の関係でサンフランシスコへの引越し作業に入っていました。
 しかし、双方のスケジュールを調整して、ようやく日本への帰国前夜、ロスアンゼルスの宿泊先ホテルでリンダとの対面が実現できたのです。2006年9月、キャサリンから妻あてにリンダの件で初めてメールが送られてきてから2年が経過していました。

ようやくリンダとの対面が実現




リンダへの今年のクリスマスプレゼント

 妻は、ロスアンゼルス行きが決まったとき、リンダへのプレゼントとして、日本の打ちかけを用意しました。日本人の血が流れているのかリンダは思ったより小柄で内掛けの袖丈はピタリです。

 リンダは私の妻との初対面が叶ったことに感激していましたが、日本の着物がプレゼントされたときの驚きと喜び振りは並大抵ではなかったそうです。

着物のサイズはぴったり

 2008年はFPである私にとっても大変な年とな
りました。しかし、12月初旬に帰国した妻からリンダと初対面の報告を聞き、笑顔満面のリンダの写真を見せてもらったとき、沈みがちの気持ちが一瞬軽くなりました。彼女の笑顔は私への今年一番のクリスマスプレゼントとなったのです

'08.12.30  木下 利信