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今年の子どもハローワークは大盛況


 細長い野外テントの下で、何十人という子ども達が眼の色を変えて駄菓子を買い求めています。今年で二回目となった「子どもハローワーク」が始まったのです。

 先月26日の土曜日、さいたま市で開催された「浦和うなぎ祭り」で、「子どもハローワーク」のボランティア活動に参加してきました。昨年は、雨模様の中での開催でしたが、それでも350名の子ども達が仕事をし、その報酬(ニョロ)を手に「だがしや楽校」で買い物を楽しみました。今年は、快晴のもと、仕事をした子どもの数は何と550名を超えたのです。



子どもハローワークの活動に深く係わる

 昨年は、さいたま市教育委員会との合同企画として開催したのですが、今年は「NPO法人くらしとお金の学校」単独主催の形となりました。私自身も、昨年は一ボランティアとしての参加でしたが、今年はイベントの中心メンバーの一人として、活動の準備、当日の運営に深く係わることとなりました。

 昨年のイベントが終了した後、活動報告書を作成し、教育委員会並びに浦和うなぎ祭り実行委員会へ提出しました。活動の目的、成果、課題といったことが報告書のポイントとなりますが、これに加えて、写真アルバムを作成し報告の一部としたのです。写真アルバムでは、子ども達が真剣に働いている様子、仕事の報酬として受け取ったニュロ(地域通貨)で駄菓子を、これまた真剣に品定めする様子がストレートに眼に入って行きます。

 このアルバム形式の報告書は好評でした。そして、今年の子どもハローワークへの期待も高まったのです。昨年は、子どもハローワークの告知活動は、時間的制約もあり一切出来ませんでした。何人の子ども達が参加してくれるのか不安の中でのスタートでした。しかし、今年は教育委員会を通じて地元の小学校へ多くのチラシを事前に配布することが可能となったのです。

それでも問題は残る

 働いた子ども達の数と子ども達の満足度から言えば、今年の子どもハローワークは大成功です。しかし、問題点も浮き彫りになったのです。

 最大の問題は、チラシを見、期待を膨らませてきた子ども達に十分な仕事を用意出来なかったことです。ハローワークで仕事の受付を開始し、最初の二時間で全ての仕事が“売り切れ”てしまったのです。一緒に働いたボランティアスタッフは、沢山の子ども達の笑顔に触れることが出来た反面、仕事に応募できず、がっかりした悲しい表情にも数多く接したのです。

 今年は告知活動も出来たことから、天候に恵まれたら、昨年の倍以上の子ども達が受け付けに並ぶことが十分予想されていました。用意する仕事の数を決定する制約条件は三つです。一つは、駄菓子調達予算の増額。二つ目は仕事の種類を増やすこと、特に出展する店舗・企業からの仕事依頼の確保です。この二つは、問題なくクリア出来ました。しかし三つ目の条件である、イベント運営に携わるスタッフの確保が十分出来なかったのです。仕事の提供を申し出てくれた幾つかの店舗・企業にお断りを入れざるを得なかったのが現実でした。

 今回参加したボランティアの数は28名でした。昨年は32名のボランティアの参加を得ることが出来たのですから、ボランティアスタッフ一人当たりの生産性は大幅アップだったのです。企業活動であれば生産性の向上は好ましいことですが、ボランティア活動は逆なのです。子ども達と接する機会を多くの大人(含む、学生、シニア層)に提供することも狙いとなるのです。

仕組みを改善し定着させる

 現在、NPO仲間と共に今年の活動報告書をまとめています。報告書は二種類作成する予定です。一つは、昨年と同じ「活動結果」を整理して報告するものです。これは対外的に活動成果をアッピールすることを目的として作成します。

 もう一つの報告書は、今回初めて作成します。これは「活動のプロセス(過程)」を記録に残すことを目的にします。昨年の経験から、ボランティアスタッフが使うマニュアルも準備しました。しかし、初めて参加したスタッフにとって必ずしも使いやすいものではありませんでした。臨機応変に対応する楽しみもありますが、やはり基本の部分は分かりやすく、また徹底しておく必要があるのです。この報告書は、我々のために作成することになります。

 来年以降も「子どもハローワーク」を継続した活動として定着させるためには、「当日の運営のコツ」だけではなく「準備段階のツボ」を分かりやすく文章化しておく必要があります。特に、今年の経験から、成功の鍵はボランティアスタッフの充分な確保です。この事前準備がしっかり行なえるかで、来年の勝負は決まるのです。

過去の経験を生かす

 昨年は、一スタッフとして当日の運営を手伝う形で参加し、今年は事前準備から加わりました。そして今、来年のイベントをより成功させるべく、活動プロセスの報告書作りを行なっています。

FPを始める前、長い会社生活で“いや”というほど報告書を作成し続けてきました。今、その経験が生きています。それも楽しんでの報告書作りです。

 仕事の良否は成果だけでは測れません。特に継続した仕事の場合、仕事の進め方、即ちプロセスがしっかりしている必要があります。プロセスを改善することで成果も大きくなるのです。

 最近FP相談業務の実績を積み重ねていく中で気づいたことがあります。FP相談に来られた方は、問題解決の結果だけを求めているのでなく、FPとの相談プロセスそのものにも価値を見出しているのではないかと。個別相談の後、FPとの関係に価値を見出して初めて年間顧問契約を結んで頂くことになります。この時、最初の個別相談で経験するFPとのやり取りが顧問契約決断の大きな要素になっているのです。

 「成果」と「プロセス」は表裏一体の関係にある点で、会社の仕事も、ボランティア活動も、そしてFP相談も何等変わることはないのです。


'07.6.22  木下 利信





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