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やっぱりイギリス人


 10月中旬、家内と二人で10日間の米国旅行を楽しんできました。五大湖の一つであるオンタリオ湖湖畔に位置し、ナイアガラの滝にも近いロチェスターという街を起点にレンタカーを借りてニューヨーク市まで1,500キロメートルのドライブです。黄葉広がる山野を縫うように走るハイウエイやマンハッタン島の東に長く延びているロングアイランドの突端まで、思う存分雄大な景色を堪能してきました。丁度ガソリン代高騰の真最中で、いつもなら一ガロン2ドル前後の価格が3ドルもし、早いペースで懐が“軽く”なりましたが、気分も“軽く”大いにリフレッシュを果たしました。

 今回の旅はリフレッシュの他に古い友人、知人を訪ねることも目的の一つでした。その中で既に退職後の生活に入った夫婦のことをお話したいと思います。この夫婦は20歳代で英国から渡米、大学を卒業しそのまま就職、アメリカ市民権を取得した移民一世になります。40年以上も米国で暮らしているわけですからすっかりアメリカ人です。住んでいる家も大きく、何もかもアメリカ的なのですが、彼等の家に数日宿泊させて頂き分かったことがあります。それはとても節約家だということです。

 奥様はめったなことでは食器洗い機を使用しません。通常の食器は蛇口からの水道水で手洗いですが、これが家内もびっくりするほどの、ほんのわずかの水で済ませるのです。また食事や食材の残りの処理も見事です、すべて使い切るとの考えが徹底しています。このご夫婦で3年越しの問題を解決したとの説明を受けたのが、暖炉の改造でした。彼等が住んでいる街は札幌と同じ緯度に位置するため冬は寒く長く、暖炉が欠かせません。長年親しんできた薪(マキ)をくべる方式からガスバーナー方式に変更したのです。ご主人は赤い炎が魅力的な薪派、奥様は手間の掛からないガス派、この対立に決着をつけたのは綿密なコスト計算でした。改造費とその後のメンテナンス費用の比較をトータルで行った結果でした。

 素晴しいのは、夫婦間でこのようなテーマをしっかりと話し合いが行えることにもありますが、合理的な判断が節約思考のベースになってそれが身に付いていることです。この夫婦によると、これはイギリス人の国民性だそうです。

 米国ではサラリーマンでも毎年個人で確定申告(タックスファイリングと言います)を行っていることはご存知だと思いますが、ご主人も例外でなくパーソナルファイナンスの知識は豊富です。そしてファイナンシャルプランナーへの相談も自然に行っているそうです。

 わずか数日間でしたが、彼等の日常生活を見聞し、見習わなくてはならない多くのことを見聞できた旅となりました。


'05.11.3  木下 利信